猫ちゃんの爪とぎ問題は、猫飼いさんの悩みの1つですよね。
わが家も、クーをお迎えしてお互いに慣れてきたと思った頃から、爪とぎ被害が始まりました。
だめよ!と言っても効き目はその時だけ。
繰り返しの爪とぎでボロボロに。。
これは困った。。と一時は悩んだ爪とぎ問題でしたが、現在は対策がどんぴしゃでハマって解決しています。
今回は、わが家で成功した爪とぎ対策と、手作りした爪とぎ、場所別でおすすめの爪とぎなどをご紹介します。
猫ちゃんの爪とぎで悩んでいる方に、参考にしていただければ嬉しいです。
見たい所に飛べる目次
猫の爪とぎから家具を守る対策法
猫ちゃんの爪とぎ被害からいかにして家具や内装を守るか。
大事なことは3点です。
- なるべく早めに対策する
- お気に入りの爪とぎ場を作ってあげる
- 爪とぎしてしまう場所の環境を変える
猫は、お気に入りの爪とぎ場所ができると、起きたらまずその場所にまっしぐらでガリガリ、日中もことあるごとに爪とぎします。
爪とぎして欲しくない場所で爪とぎし始めたら、完全に定着してしまう前に対策することが大事です。
きつく叱るのは絶対にダメ
爪とぎは猫の本能からの行動なので、猫にとってはダメな行為ではなく、ご飯を食べるように普通のことです。
なので、きつく叱るのは絶対にダメです。
爪とぎを完全にしないようにすることはできないので、人間側が工夫して爪とぎ行為をうまくコントロールしましょう。
- 思い切り爪とぎできる場所をつくる
- 爪とぎしてほしくない場所はカバーしたり、しないように工夫する
わが家の爪とぎ被害の経緯
わが家では、クーをお迎えする前に、スタンダードな爪とぎを1つだけ用意していました。
この家で猫を飼うのは初めてで、爪とぎはどんなものを用意すればいいか分からなかったので、Amazonで評価の高さと見た目の良さで決めました。
実際に用意したのは、猫壱のバリバリベッドです。↓
この爪とぎは段ボール素材のもので、クーもすごく気に入ってくれました。
- 段ボールが高密度でしっかりしているので爪とぎしてもカスはほどんど出ない
- 安っぽくなく実際の見た目も良し!インテリアに馴染む
ただ、クーは爪とぎとしてよりもベッドとしてのほうが気に入ったらしく、爪とぎは少しするけど大半はベッドとして使用してました。(大きくなった今は、サイズが合わなくなってあまり使用されてません。要サイズアップです。)
クー
絶妙なカーブが最高で寝心地バツグン!
この猫壱の爪とぎ自体は、とても良い買い物で満足していたんですが、クーがわが家に慣れてくるにつれて、爪とぎ問題が勃発します。。
バスケットがボロボロに
リビングに、ウォーターヒヤシンスで作られたバスケットを置いてるんですが、これが爪とぎ被害にあいました。
クーは、縦に伸び上がって爪とぎするのが好きみたいで、子猫の小さな体にこのバスケットの大きさがぴったり&とぎ心地が良かったようです。
クー
たて伸びで爪とぎするの大好き!
「ダメよ!」と注意するとその時はやめるんですが、しばらくたつとまたガリガリ・・結局バスケットで爪を研がないようにしつけることは無理でした。
ソファは被害なし!
よく、ソファも猫の爪とぎのターゲットにされるようですが、わが家の場合は無事でした。
というのも、うちのソファは皮なんです。
皮のソファは、ツメにひっかかりにくいからかな?と分析してます。
ソファが布製だったら、やられてたかも?と思います。
わが家の爪とぎ被害の解決法
わが家の爪とぎ被害の解決法は、絶対的なお気に入りの爪とぎを用意したことです。
クー好みの爪とぎをDIYで作りました。
バスケットが爪とぎの被害を受け始め、しつけも無理だと悟ってから、どうしたものかと考えました。
- クーの好きな爪とぎは、縦に伸び上がるスタイル
- あまりものを増やしたくない
- インテリアに違和感なく溶け込むものが良い
最初は市販のもので探したんですが、上の条件を完璧に満たすものが見つかりませんでした。
そこで考え付いたのが、猫も人間も満足する爪とぎを手作りすることです。
わが家のリビングには、広さを確保するのと引き換えに、耐震強度を保つための柱があります。
この柱に麻ひもを巻き付けて爪とぎをDIYしたら、上の3つの条件を完全クリアできるんです。
手作りのため労力は多少かかりますが、麻ひもを買うだけなので格安で作れるし、猫がガリガリしてもびくともしない丈夫な爪とぎができます。
作り方は、柱に麻ひもを巻き付けるだけ!
マクラメの手法を使えば接着剤を一切使わず作れるので、猫ちゃんにも安心です。
材料の麻ひもは、Amazonなど通販で買うよりホームセンターで買う方が安いので、そちらをおすすめします。
接着剤を使わないマクラメの手法は、こちらの本を参考にしました。
柱をクー好みの爪とぎにDIYした結果、ものすごく気に入ってくれ、すぐにそこで爪とぎするようになりました。
朝起きるとまっしぐらに柱に行って爪とぎしてます。
ただ、それまで被害にあっていたバスケットも爪とぎする習慣が残っていたので、リビングの外に出して目に触れないようにしました。
今では、そのバスケットがあっても爪とぎしません。現在のところ、爪とぎ被害は解決したと言って良いかな。と思ってます。
設置場所別おすすめの爪とぎ
DIYはちょっと、、という場合は、おすすめ爪とぎがありますので、場所別にいくつかご紹介します。
爪とぎだけでなく、猫の爪とぎ被害を受けている家具や壁などをカバーする便利な商品もあります。
どうしても爪とぎ被害がなくならない場合は、そちらも併用しつつ対策すると良いです。
↓爪とぎ被害にあっている壁などを保護してくれるシート。口コミ評価も高いです。
ソファ
ソファの場合は、そこに爪とぎを設置するというよりも、他の場所にお気に入りの爪とぎ場所を作ってあげることで対策しましょう。
ソファは、基本的に爪がひっかかるような素材のものはNGです。
これからソファの購入を考えているなら、素材をよく考えることをおすすめします。
ちなみに、わが家の革製のソファは被害にあってません。
また、実家のソファは布製でしたが、なめらかなビロードのようなもので毛足がないせいか爪がひっかからず、爪とぎ被害にはあいませんでした。
実家ではトータル10匹以上飼いましたが、ソファで爪とぎする子はいませんでした。
すでにソファが爪とぎ被害を受けている場合は、ソファ用の爪とぎ防止シートがあります。
それを活用しつつ、他の場所にお気に入りの爪とぎ場を作ってあげましょう。
ケージの中
ケージ内はスペースが限られているため、省スペースのものを選びたいところです。
ケージのワイヤーに取り付けるものなら、ケージの中が狭くなりません。
爪とぎに足場がついたものもあり、遊び場にもなるのでお気に入りの場所になりそう。
床をガリガリするスタイルが好きな猫ちゃんには、ケージの中に置くタイプの爪とぎがあります。
壁・ドア・柱
壁やドア、柱も、保護シートでカバーしつつお気に入りの爪とぎ場を作ってあげましょう。
どうしてもそこの場所じゃないと!という場合には、壁に設置できる爪とぎもありますので、利用すると良いです。
壁に設置できる段ボール素材の爪とぎです。
こちらは麻素材の爪とぎです。
イスやテーブルの足
イスやテーブルの足は、巻き付けて爪とぎになる便利グッズもあります。
その他すべての場所
いろんな場所に設置できる爪とぎの中から、評価も高くおすすめのものをいくつかご紹介します。
子猫~普通サイズの猫ちゃんに。
大型猫ちゃん、ゆったりゴロゴロしたい猫ちゃんはこちら。
縦に伸びて爪とぎしたい猫ちゃんに。80㎝なら成猫でも大丈夫です。
スタイリッシュなタワー型爪とぎ。
爪とぎ被害は早めの対策と工夫が大事
爪とぎ被害が始まったら、できるだけ早い対策と工夫が大事です。
- できるだけ早めに対策する
- お気に入りの爪とぎ場を作る
- 爪とぎ防止シートを活用する
- きつく叱ったりするのは絶対NG
家の中をガリガリされて、思わず強く叱ってしまうのは絶対に避けましょう。
あくまで猫ちゃんファーストで、猫も人間も満足できる爪とぎ環境を作れたらいいですね。