ミヌエットってどんな猫?
世間一般ではまだまだ馴染みのない猫種ですが、最近少しずつ知名度が上がってきています。
ミヌエットが知られるきっかけの一つになったのが、元AKB48の指原莉乃さんが飼っている。と話題になったことです。
それでもまだまだ一般の認知度は低いですし、私も実際にミヌエットのクー(わが家の猫)に出会うまでは知りませんでした。
ここでは、ミヌエットの特徴や寿命、先天的になりやすい病気などを、わが家のミヌエットと比較しながらまとめています。
これからミヌエットをお迎えすることを検討されている方、飼っておられる方の参考にしていただければ嬉しいです。
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ミヌエットとは
ミヌエットは、「マンチカンに短い足以外の魅力的な特徴を」というコンセプトで作り出された猫種です。
マンチカンに、ペルシャ、ヒマラヤン、エキゾチックといったペルシャ系の猫と掛け合わせ、丸く可愛らしい顔立ちと頑丈な骨格をもつミヌエットが生み出されました。
1990年代に誕生した猫種で、身長が低かった英雄ナポレオンにちなんで『ナポレオン』と呼ばれていましたが、固有名詞を使うことが物議を醸したため、1995年に「ミヌエット」という名前に変更されました。
比較的新しい猫種のため、まだその名前を知らない人が多いですが、マンチカン人気もありペットショップで見かけることも増えてきた印象です。
ちなみにわが家のクーは、エキゾチックショートヘアとマンチカンの掛け合わせです。
クー
僕は、エキゾチックのお父さんとマンチカンのお母さんから生まれたよ。
ミヌエットの被毛
ミヌエットのコート(毛)は、豊かでふわっふわ、なめらかな手触りです。
毛の長さは、短毛も長毛も認められていて、毛色もさまざまです。
- ブラック
- チョコレート
- シナモン
- レッド
- ブルー
- ライラック
- フォーン
- クリーム
- ホワイト
わが家のクーは、セミロングのブルータビーです。
生後2ヵ月過ぎにわが家にお迎えしたんですが、フワフワやわらかい毛に感動したのを覚えてます。
毛の長さも成長するにつれて長く豊かになり、特にしっぽがフワフワゴージャスで、毎日見るたびに感心します。
被毛のお手入れ
被毛のお手入れですが、細くてフワフワの毛だけど思ったほど絡まらないのでラクです。
クー自身が毛づくろいに熱心なことと、セミロングということも理由かと思います。
たまに脇の下や内ももの付け根の部分に毛玉ができるのですが、発見次第ほぐしてます。
ほぐせない時は、その部分だけ根もとからカットしています。
普段のブラッシングに、ブリーダーさんから推奨されたのが、下の金属くしです。
ブラッシングは嫌がる猫ちゃんが多いので、小さい頃から慣れさせることが大事です。
ミヌエットの体格
ミヌエットの体形は、セミコビータイプです。
全体的にコビーに近いけど、四肢や胴体、しっぽがやや長い体型です。
コビーは、全体的に筋肉質でどっしりしていて四肢や胴体、しっぽは短めで太い体型です。ペルシャが代表的で、顔や目は丸みがあり耳は小さめで離れています。
体重は、例外もありますがおおむね3~5㎏です。
わが家のクーは、現在満1歳を過ぎたところですが(2021年9月現在)、セミコビータイプの特徴どおりだなぁ。と思います。
小さい頃から足が大きくて立派でした。
顔も丸くて、体もどっしり堂々としてます。
いちばん可愛いと思うポイントは、耳です。
小さめで離れ気味の耳から耳毛が出てるのがチャームポイントで、見るたび「かわいいなぁ。」と思います。
ミヌエットの寿命
ミヌエットの寿命は、平均12~14年と言われています。
猫の平均寿命は平均14~15年程と言われているので、若干短いようです。
ですが、あくまで平均です。最近は20歳を超える長寿猫もたくさんいます。
長生きには、適度な運動と肥満にならないよう注意し、ストレスの少ない生活を心がけることが大事です。
猫 | 人間 |
---|---|
1ヵ月 | 4歳 |
2ヵ月 | 8歳 |
3ヵ月 | 10歳 |
6ヵ月 | 14歳 |
9ヵ月 | 16歳 |
1年 | 18歳 |
1年半 | 20歳 |
2年 | 24歳 |
3年 | 28歳 |
4年 | 32歳 |
5年 | 36歳 |
6年 | 40歳 |
7年 | 44歳 |
8年 | 48歳 |
9年 | 52歳 |
10年 | 56歳 |
11年 | 60歳 |
12年 | 64歳 |
13年 | 68歳 |
14年 | 72歳 |
15年 | 76歳 |
16年 | 80歳 |
17年 | 84歳 |
18年 | 88歳 |
19年 | 92歳 |
20年 | 96歳 |
ミヌエットの性格
ミヌエットの性格は、ペルシャの穏やかさとマンチカンの明るさの両方を持ち合わせています。
比較的どっしりした体型からは想像もつかないほどスピード感のある走りを見せたりします。これはマンチカンの特徴を受け継いだものです。
わが家のクーは、一言でいうと「とても穏やか」です。
どっしり落ち着いていて、掃除機やドライヤーの音にもあまり動じません。
人間にツメを立てることもほぼありません。
末っ子がかまい過ぎて、よく「シャー!」と威嚇されてますが、そんな時でもツメは立てません。
遊びに夢中になって興奮している時もツメは立てないのでびっくり!
実家でもたくさん猫を飼ってましたが、こんな猫は初めてです。
来客が来た時も、必要以上に警戒して逃げ回ることもありません。
ただ、抱っこが嫌いです。
なでるのはOKみたいで問題ないですが、抱っこすると嫌がってすぐ逃げようとします。
小さい頃よりはだいぶ抱っこさせてくれるようになりましたが、自分から抱っこされに来ることは皆無!少しさびしいです。
クー
なでられるのは好きだけど、抱っこだけは苦手だよ。
ミヌエットの注意すべき病気3つ
ミヌエットはペルシャ系の猫とマンチカンの掛け合わせで作出された猫種ですが、ペルシャは遺伝性・先天性疾患が多い猫です。
血統にペルシャ系が入っているミヌエットも、必然的にペルシャと同様の病気に気を付けなければいけません。
特に気を付けたい病気は、次の3つです。
- 肥大性心筋症
- 多発性嚢胞腎
- 流涙症
肥大性心筋症
肥大性心筋症は、心臓を動かす筋肉(心筋)が太くなってしまう病気です。
発症すると、体への負担が大きくなり、すぐ疲れてぐったりしてしまう。といった症状が出ます。
ミヌエットは遺伝的に肥大性心筋症を発症しやすいため、注意が必要です。
症状がひどくなると命に係わる危険性があるため、早期発見・早期治療がカギとなります。
多発性嚢胞腎
腎臓内に、のう胞(水が溜まった袋)がたくさんできて、腎臓の働きが徐々に低下してしまう遺伝性の病気です。
年齢とともにだんだん大きく数も増えていき、だいたい3~10歳くらいまでの間に腎不全の症状がみられるようになります。
流涙症
常に涙がとまらず、目からあふれる症状の出る病気です。
目頭のほうから涙が流れて目のまわりや鼻筋が濡れた状態になり、その状態が続くと毛が茶褐色に変色し、いわゆる「涙やけ」になります。
さらに「涙やけ」を放っておくと、濡れた毛に細菌が繁殖して皮膚炎を起こすことがあるので注意が必要です。
クーは、今のところは流涙症の症状はありません。
また、多発性嚢胞腎については、ブリーダーさんから「両親猫とも遺伝子検査でPKD(多発性嚢胞腎)クリアで発症はない。」と聞いていて、遺伝的な要素はないのでとりあえず安心かなと思ってます。
肥大性心筋症に関しては、正直まだわかりません。
とりあえずは日々のようすを良く観察して注意することを第一に、機会があれば遺伝子検査をすることも視野に入れておこうと思っています。
自宅で簡単に猫の遺伝子検査をできるキットがあるようなので、こちらを受けてもいいかもしれません。
猫種別に注意すべき遺伝子疾患をピンポイントで検査してもらえます。
ミヌエット暮らしをより楽しく健康的におくるために
ミヌエットとの暮らしをより楽しく、健康的におくるためには、ミヌエットの特徴や健康上気をつけるべき病気などをよく把握し、それをふまえて生活することが大事です。
特に、気をつけるべき先天性疾患については日ごろから注意して予防につとめ、もし発症した場合は早めの治療が不可欠です。
クー
ぼくたちミヌエットのことを良く知ってもらえるとうれしいな。
また、毎日の食事は特に重要です。
わが家では、食べてはいけないキャットフードについて調べた時に、食の大切さを実感し、フードを切り替えました。
みずー
無添加グレインフリーで美味しいGRANDS(グランツ)キャットフードを愛用中です。
グランツ全3種を550円でお試しできるので、興味のある方は公式サイトをのぞいてみてください。
グランツキャットフードについては、実体験レビューと口コミなどを別記事で書いてます。