猫の宿命とも言うべき腎臓病。
ほとんどの猫が歳をとると腎臓病を発症していますが、なんとこの治療薬開発があと一歩のところまできているんです。
そしてこの『猫の腎臓病治療薬研究プロジェクト』ですが、これに私たち愛猫家も寄付という形で応援することができます。
また、本を買ったり、プロジェクトの話を周りに広めるだけでも助けになります。
今回は、現在進行形の猫の腎臓病治療薬研究プロジェクトについての情報と寄付の手順をまとめています。※現在寄付は終了しています
クー
愛猫家のみなさんにぜひ読んでもらいたい内容です。
\宮崎徹教授の著書/
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ほとんどのイエネコが発症する腎臓病
猫に腎臓病が多いというのは知ってましたが、ほとんどのイエネコが発症するというのは正直知りませんでした。
ここで、なぜイエネコ?野良猫ちゃんは?と疑問が湧きましたが、単純に寿命の差が原因のようです。
ほとんどの猫は高齢になると腎臓病を発症しますが、野良ちゃんは寿命が短く、腎臓病を発症する前に死んでしまう確率が高いからですね。
腎臓病を発症し、腎臓の機能が失われてしまうと回復しません。
腎臓病を発症してしまうと、当事者である猫はもちろん飼い主も長くつらい闘病生活になってしまうケースも少なくありません。
猫の腎臓病の克服はあと一歩のところまできている
猫にとってこわい腎臓病ですが、治療法の研究がされています。
しかもその研究はかなり進んでいて、猫の腎臓病の原因特定はもちろん、治療薬実用化まであと一歩のところまできています。
治療薬が認可されれば、腎臓病の予防やすでに発症している場合にも有効とのことです。
参考:「ネコの宿命」腎臓病の治療法を開発 寿命が2倍、最長30年にも 東大大学院・宮崎徹教授インタビュー
希望しかない!腎臓病が克服できるなんてワクワクします。
猫は腎臓病を克服すれば30歳まで生きられる
猫は腎臓病を克服できれば、今の2倍、30歳くらいまで寿命が延びると言われています。
いかに腎臓病が猫にとって、長生きを妨げる大きな要因となっているかが分かりますね。
研究の第一人者は東大大学院の宮崎徹教授
猫の腎臓病について研究しているのは、東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センターの宮崎徹教授です。
クー
獣医師じゃなくて人間のお医者さんなのに治療法を開発してくれてるんだ!
最大の壁は資金難
猫の腎臓病克服のための研究は、かなりの段階まで進んでいて、国から薬の承認をもらうための治験を行うめどが立つところまでは行っていました。
ただし今はコロナ禍により経済的な打撃を受けてプロジェクトが中断しているそうです。
資金難さえ乗り越えられれば、治験を行って猫の腎臓病の治療薬が正式に認可される未来も見えてきます。
腎臓病治療研究に『寄付』で協力できる
猫の腎臓病治療のプロジェクトは、資金難により中断していますが、ただ中断しているわけではありません。
資金難を打破し、プロジェクト再開のために日本だけでなく海外にもいろいろと働きかけているそうです。
その一環として、「猫が30歳まで生きる日」という書籍が刊行されました。
また、東京大学の公式サイト(東京大学基金)で寄付金も募っています。
※現在は終了しています
この寄付金ですが、募集したところ全国の愛猫家から想定以上の寄付が集まってニュースになりました。
私はニュースでこの募金を知り、寄付させていただきました。
実際、ものすごい額の寄付が集まったそうです。
募集1ヵ月足らずで総額1億5500万円ということですから、今はどのくらいになっているんでしょう。
みんながいかに期待しているかが伺える結果です。
参考:猫の腎臓病“治療薬”の開発に1カ月で総額1億5500万円の寄付…実用化で寿命はどれだけ延びる? 研究者に聞いた
寄付の手順
- STEP
東京大学基金にアクセスする
下のリンクから、直接宮崎教授の猫の腎臓病治療薬研究に寄付するページが開けます。
- STEP
必要事項を入力する
寄付情報と申込者情報、決済情報を入力します。
記入し、申込の注意を確認したら【入力内容確認へ】を押して進み、手続きします。
- STEP
申込み完了メールと寄付金領収書が送られてくる
きちんと手続きできたら、 東京大学基金申込完了メールが送られてきます。
さらに、申込完了メールの後2ヵ月ほどで、寄付金領収書が郵送されてきます。
まとめ
猫の宿命とも言うべき腎臓病ですが、研究により治療薬実現まで本当にあと一歩!なんです。
宮崎徹教授の『猫の腎臓病治療薬研究プロジェクト』が世界中にもっと広がって、一日も早く治療薬が認可されることを願っています。
\宮崎徹教授の著書/