「猫にケージは必要?」
「大きいから部屋がせまくなるよね…」
「ケージは成猫になっても使うの?」
猫のケージについてメリットデメリットをまとめ、それについて実際に使ってみてどうだったかをまとめました。
猫のケージで迷っている方に、ぜひ参考にしてほしい内容です。
わが家が購入したケージについては、別記事にくわしく書いています。
見たい所に飛べる目次
ケージのメリットデメリット
- 部屋のスペースを圧迫する
- 使い方を間違えると猫のストレスになる
- インテリアに合わない
- 猫の安全確保やいたずら防止
- 猫が安心できる場所になる
- 体調不良時や術後の回復期間に役立つ
- 多頭飼育の開始時期に役立つ
- 高さのあるものならキャットタワーも兼ねる
- 災害時の備えになる
✕ デメリット
部屋のスペースを圧迫する
猫のケージは小さい物でもそれなりに大きさがあるので、よほど広い部屋じゃなければスペースを取られるし圧迫感が出ます。
ちなみにわが家は3段ケージですが、寸法は幅95.5㎝×奥行59.5㎝×高さ183㎝です。
たしかに大きいです。
正直、組み立てた時は「大きい。。2段にしとけばよかったかな?」と少し後悔しました。
ですが、実際にクーをお迎えして使い始めてからは、「この大きさで良かった!3段にして良かった!」と考えが変わりました。
このくらい広ければ、成猫用のトイレも余裕で置けるし、ご飯や水飲み場の設置も困りません。
猫もゆったりとくつろげるし、よく一番上の段でお昼寝してます。
使い方を間違えると猫のストレスになる
猫をケージにずっと入れっぱなしだったり、いたずらなどのお仕置きで閉じ込めたり、誤った使い方をしてしまうと、猫にとって「ケージ=怖い嫌なところ」となってしまい、ストレスになってしまいます。
これについては、わが家ではクーをお迎えした当初慣れるまでは目を離す時やお出かけの時のみケージに入っていてもらいました。
お迎えして10日くらい経って慣れてからは、ケージは常に開けっ放しにしていて、猫が好きな時に出入りできるようにしています。
インテリアに合わない
ケージは大きいので、部屋の中でかなりの存在感を放ちます。
また、プラスチックや金属の素材感も部屋のインテリアに合いづらいです。
わが家では、ケージで部屋の雰囲気がぶち壊しになることが嫌だったので、インテリアにも合う木製ケージを購入しました。
大きいので存在感はありますが、木製ケージは部屋の雰囲気をぶち壊しにすることもなく馴染んでくれるのでお気に入りです。
〇 メリット
猫の安全確保やいたずら防止
ケージは、扉を閉めれば外界と遮断され頑丈なので、中に入れば安全が保たれます。
また、猫は人間がする作業に良くちょっかいを出してきます。特に危険を伴う作業をする時など、ケージに入っていてもらえれば安心です。
わが家でも、クーを初めて迎え入れた時はブリーダーさんからの勧めもあり、落ち着くまではケージに入っていてもらいました。
さらに家に慣れるまでは、事故防止のために目を離す時やお出かけの時はケージに入っていてもらいました。
もしケージがなければ、心配で気が気じゃなかったと思います。
クー自身も、ほどよく狭く遮断された場所があることで落ち着いていました。
猫が安心できる場所になる
快適な空間をととのえてあげれば、ケージは猫にとって安心できる場所になります。
わが家は子供たちがまだ小さいので、ドタバタ走ったりボール遊びをしたりすることがあります。
そんな時は、クーは自分でケージの中に入って安全を確保し、子供たちが遊ぶすぐそばで安心しきって寝てます。
わが家は子供たちがまだ小さいので、ドタバタ走ったりボール遊びをしたりすることがあります。
そんな時は、クーは自分でケージの中に入って安全を確保し、子供たちが遊ぶすぐそばで安心しきってヘソ天で寝てます。
クー
ケージは僕にとって安心安全な場所だよ。
体調不良時や術後の回復期間に役立つ
ケージは、体調不良時や術後にも活躍します。
体調不良時や術後には、常に猫のようすを把握することが大切ですが、ケージがないと目が届きにくくなってしまいます。
特に、術後は歩き回ってしまって傷口をどこかにぶつけたり開いてしまったりを防ぐためにも、ケージは大事です。
クーも、去勢手術後はケージの中でゆっくり寝て過ごしました。
ケージ内にいてくれれば、様子もすぐに見ることができるので私たちも安心でした。
高さのあるものならキャットタワーも兼ねる
猫は横よりも上下の運動を好むので、キャットタワーを導入する猫飼いさんは多いです。
ただ、ケージもキャットタワーも両方置くと、かなりのスペースが必要です。
そこで、ケージを2段以上のもの(できれば3段)を用意すれば、キャットタワーも兼ねることができます。
わが家も、3段ケージがあるのでキャットタワーは買いませんでした。
置き場所に困るのはもちろん、キャットタワーの段の部分ってフワフワしたものが多いですよね。使ううちに不衛生になりそうで、あまり置きたくなかったんです。
実際、生活してみてキャットタワーの必要性は感じません。
ケージが3段あるので、興奮して走り回る時にはダダダーッと上まで駆け上がったり駆け下りたりしてます。
災害時の備えになる
生活にケージを取り入れておくと、万が一の災害時でキャリーや簡易ケージを使う時にスムーズにいく場合が多いです。
わが家はまだ災害を経験したことはありませんが、キャリーケースも開けっ放しにしてリビングに置いています。
クーはキャリーを隠れ家にしたり、時には寝たりと慣れているので、病院などで外出する時もすんなりキャリーに入ってくれます。
多頭飼育の開始時期に役立つ
ケージがあると、新たに猫ちゃんをお迎えする時に便利です。
新しい猫ちゃんをケージに入れて、まずは接触できない状態から徐々に慣れさせることができるので、猫ちゃん同士が過度に緊張することがなくストレスが軽減します。
わが家では、まだ新しい猫ちゃんをお迎えする予定はありませんが、もしお迎えする場合はケージに活躍してもらうつもりです。
猫のケージを使う時に注意したいポイント
わが家の経験をもとに、ケージを使用するうえで注意するべきポイントについてまとめました。
- 長時間の使用は避ける
- 子猫の時から慣れさせる
- 普段から生活に取り入れる
- 常に居心地の良い空間にする
ケージは猫にも人間にも便利でありがたいものですが、ずっとケージに入れっぱなしだったり一日の大半をそこで過ごさせるとなると、猫には大きなストレスとなります。
子猫のうちや飼い始め、お出かけ時の事故防止など、どうしても必要な時だけケージに入ってもらうようにして、普段は開けっ放しで出入り自由にしておくことが大事です。
猫はけっこう広い範囲をテリトリーにするので、ケージでは全然広さが足りません。
わが家のクーの場合だと、リビングの扉を開けるように要求されるんですが、開けても出ていかないことも多いです。
最初は「なんで出ないの?」と不思議だったんですが、どうやらいつでも自由に出入りできるようにしておきたいようなんです。
ケージよりもずっと広い家の中でもそうなので、ケージは開けっ放しで出入り自由にしておくことを強く推奨します。
また、ケージは子猫や飼い始めの時から使い、「生活する中で当然あるもの」というように慣れさせることが重要です。
そして、猫が安心できて大好きな空間になるように、常に綺麗にととのえてあげましょう。
特にケージの床の部分は抜け毛が溜まったり、ご飯やトイレ砂などで汚れがちなので、こまめに掃除してあげることが大切です。
クー
汚いケージには入りたくないよ。
わが家はケージを購入してよかった
わが家が購入したケージは、木製3段ケージです。
外枠部分や中の板が木製なので、見た目もおしゃれで変に悪目立ちせず部屋になじみます。
クーもお気に入りで、トイレやご飯、お昼寝など安心できる場所として日々大活躍です。
クー
子供たちがドタバタ遊んでても、ケージの中なら安心だよ。
購入した木製3段ケージについては、使ってみた感想、使い方、ケージ内の配置など、写真つきで別記事にくわしくまとめています。