わが家の完全室内飼いのクー(ミヌエット・オス)は、生後6ヵ月で去勢手術を受けました。
去勢手術に関しては繁殖予定がないため『いつかは受けなければいけない』という認識でしたが、手術に抵抗があり、どうしてもしなければいけないのかな?と正直迷いもありました。
でも、実際に発情が始まったクーのようすを見ているうちに一刻も早く去勢手術してあげなくては!と決心が固まりました。
この記事では、わが家のクーが受けた去勢手術の体験をくわしくまとめています。
これから去勢手術を考えている方の参考になれば嬉しいです。
クー
ぼく(クー)の去勢手術について、流れや費用など詳しくレポートしていくよ!
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ミヌエット(オス)の去勢手術レポート
クーは、生後6ヵ月で去勢手術を受けました。
かかりつけの動物病院の先生いわく、オス猫の去勢手術は生後4ヵ月から受けられるそうで、標準は6ヵ月前後ということです。
クーは、体が大きくて発育が良かったせいか4ヵ月くらいには、娘のもこもこパジャマの足をメス猫に見立てて発情し始めました。
娘がパジャマを着て座っていると決まって発情するので、生後5ヵ月くらいにはもうこれ以上は限界だと判断し、できるだけ早く去勢手術をしてあげようと思いました。
お相手もいなくてストレス激しそうだし、このままだとスプレー行為(おしっこをかけてマーキングする)まで始まるかも。
一刻も早く去勢手術してあげなくては!
去勢手術の予約
まずは、かかりつけの動物病院に去勢手術の予約の電話をしました。
ところが、ここで早くも去勢手術への認識の甘さを実感しました。
- 予約がいっぱいで最低1ヵ月待ち
- 手術前に1回診察を受ける必要がある
すぐに手術の日程を決めてあとは当日を迎えればOKと思っていたのですが、まずは手術前に1回診察を受けなければいけないとのこと。
しかも、電話した時期は動物病院の避妊手術料金値上がり前で駆け込み予約が多く、早くて1ヵ月後になると説明を受けました。
クーはもう既に発情が始まっていることもあり、早く去勢手術を受けたかったのですが仕方ありません。
まずは最短で手術前の診察予約を入れました。
空いてる日程で予約してすぐに手術を受けられると思ってました。。
病院によって状況は違いますが、避妊去勢手術の予約は早めにすることをおすすめします。
去勢手術前の診察
まずは去勢手術を問題なく受けることができるか、チェックを兼ねて診察を受けます。
体重測定をして、問診、触診など診察を受けて問題ないことを確認してから、去勢手術に関する説明や当日までの注意を聞きました。
- 去勢手術の流れ
- 今までに事例はないが、万が一もあること
- 手術前1週間はシャンプー禁止
- 入院の必要性
などなど。
入院の必要性に関しては、
『時々どうしても連れて帰る!という方がいらっしゃるけど、家で傷口を舐めるなどして開いてしまい、結局受診する羽目になる場合が多い。』
という理由で、何かあっても即対応できる入院をおすすめします。とのことでした。
慣れない入院に不安がありましたが、説明を聞いて迷わず入院をお願いしました。
最後に手術日を決定します。
この時点で、すでに予約がいっぱいということで1ヵ月後に決定しました。
去勢手術当日&入院
手術当日は、指定された時間にクーを連れて行きました。
診察室に一緒に入り、普段と変わりがないか、体調不良など気になる点はないかなどの問診を受け、手術の同意書にサインをして、クーを「よろしくお願いします。」と預けます。
退院は翌日の午前中です。
クーをお迎えしてからまだどこかへ預けたことがないため、手術はもちろんですが精神的なストレスも心配でした。
クーは、このあと血液検査など最終チェックしてから手術の流れだったようです。
私は帰宅してからもクーが心配でしたが、病院から【手術は無事成功し、経過も良い】という電話があったので安心しました。
こういう病院側のサービス・配慮は本当にありがたいです。
退院
去勢手術翌日の午前中に、クーをお迎えに行きました。
術後の経過は順調とのことでまずは一安心です。
ただ、やはり慣れない環境でのお泊りと手術後ということでご飯はあまり食べなかったそう。
でもカリカリの上に載せたチュールだけは完食したそうです。
好物には勝てなかったようで、笑ってしまいました。チュールの偉大さを実感です。
クー
やっぱりチュールは別格!
家に帰ってくると、安心したのかケージの上のほうでゴロンと横になって寝てました。
心配していたほどぐったりというわけではなく、少し普段よりおとなしいかな?というくらいだったのでほっとしたのを覚えてます。
去勢手術後の経過診察
退院から1週間後に、去勢手術後の経過をみるために診察がありました。
変わったことがなかったかなど体調チェックと傷口の診察をしていただき、何も問題なし!とのお言葉をいただき去勢手術関係の全行程が終了しました。
ちなみに、この日の料金も手術代に含まれていたらしくお支払いは0でした。
この頃には手術後の傷もすっかり回復していて、いつも通りの生活になっていました。
去勢手術にかかった全費用
クー(オス猫)の去勢手術にかかった費用の総額は、11,000円(税込)でした。
※動物病院によって価格は異なります
この価格には、去勢手術の他に術前検査(血液検査等)・1泊入院費・内服薬・術後の診察代も含まれています。
一般的に開腹手術になるメス猫よりも価格は安いです。
わが家がお世話になっている動物病院での価格で、現在は12,100円(税込)となっています。
動物病院ごとに去勢手術の料金設定は異なりますが、1万円はかかると思っておいた方がよさそうです。
避妊・去勢手術の助成金
自治体によっては、避妊・去勢手術の助成金があります。
お住まいの市町村のホームページで確認してみてください。
うちの場合は地域猫の野良猫対策で行う不妊・去勢手術には助成金が出るものの、飼い猫には出ませんでした。
去勢手術を終えた経過と感想
クーが受けた去勢手術、手術前と手術後でどんな変化があったかというと、発情することがあまりなくなりました。
でも、やはり娘のパジャマのもこもこ足には朝と夜寝る前に多少発情します。
ただ、その度合いが弱くなり、時間も頻度も激減しました。
性格に関しては、もともとかなり穏やかなこともあり変化は特に感じられません。
発情してもお相手がいないしストレスばかりが溜まるのがかわいそうなので、去勢手術を受けて本当によかったです。
反省点としては、発情開始時期が早く体も大きかったので、あと1ヵ月ほど早く去勢手術を受けさせたかった。ということです。
避妊・去勢手術を受けさせる予定がある場合は、できるだけ早く予約することをおすすめします。