もう1年以上前の話になりますが、わが家に2匹目の猫であるルルちゃん(スコティッシュフォールド・女の子)をお迎えしました。
この子は、ペットショップで生後一年を過ぎても売れ残っていた子でした。
お迎えするまでは、いろいろな葛藤や不安、心配などありましたが、家族の一員になってくれて本当に良かったと感謝の日々です。
この記事では、ルルちゃんをお迎えする前の不安や葛藤、お迎え後の経過や現在についてまとめました。
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お迎えした猫ちゃんのお披露目&ご紹介
名前:ルル(女の子)
猫種:スコティッシュフォールド
父親はエキゾチックショートヘア、母親はスコティッシュフォールドです。
お迎え当時は1歳を迎えてまもなくの頃でしたが、現在(2023年6月)は2歳になりました。
わが家に来たのが2022年4月なので、ちょうど1年2か月経ったところです。
性格は一言で言うとお転婆で積極的。
でも、普段は大人しくお昼寝が中心です。
甘えたい時や家族が呼んだ時にはスリスリゴロゴロしてきてくれて、話しかけるとちゃんと返事もしてくれるかわいい子です。
たまに高いレンジフードの上や窓枠に上っていたり、意表をつかれる場所にいてびっくりさせられることも。
みずー
あまり物怖じしない積極的な性格で、みんなに癒しと幸せを与えてくれる存在です。
お迎え当時の経過まとめ
ルルちゃんをペットショップからわが家に連れ帰ってきてからの様子をまとめました。
車の中ではおとなしい
ケージに入れて、ペットショップからわが家まで車で約15分の道のりですが、泣くこともなくおとなしくしていました。
長男と一緒にお迎えに行ったのですが、長男が時々ケージの中のルルちゃんを撫でてもそれほど嫌がる様子もなく、じっとしていました。
みずー
リラックスした感じではなかったので、いきなりいつもと違うシチュエーションに、怖くて固まってただけだと思います。
ごはんを食べない!
ペットショップの店員さんから、ルルちゃんは他の子たちに比べて食が難しいと言われていました。
店員さん
この子は食が難しくて、、あまり食べないかもしれません。
ペットショップでは、他の子たちと同じキャットフードを食べないので、いろいろ試してようやく食べたフードを与えていたそうです。つまり特別食です。
ペットショップで食べていたフードは、ニュートロナチュラルチョイスでした。
みずー
思ったよりもいいフードを食べさせてもらっていたんだな。と少し安心しました。
ペットショップで食べていた同じフードを1袋もらっていたので、それを出したのですが、、
全然食べてくれません。
ペットショップの店員さんからは、「もし3日間食べない。という場合は連絡ください。」と言われていました。
最初は、「1日も経てば食べるだろう。」と楽観的に考えていましたが、想像以上です。
そしてついに何も食べないまま3日目を迎えました。
「もし今日も全然食べてくれなかったら連絡しよう。」
と心配しましたが、3日目にしてようやく食べてくれました。
みずー
もともとかなり痩せてたし、ルルちゃんもさすがに食べる気になってくれたようです。
警戒・威嚇しまくり
ペットショップから車で連れて帰ってきてすぐに、用意していた簡易のケージにトイレとお水をセットして入ってもらいました。
しばらくそばにいて見守っていましたが、最初はそこまで警戒したり威嚇することもなく落ち着いた様子でした。
その後、大丈夫そうだったので夕方の家事のためにその場を離れたんです。
その直後に事件は起こりました。。
新しい猫ちゃんに大喜びの末っ子が、クーに対する接し方と同じ感覚で有無をいわさず抱っこしようとしたらしいです。
見知らぬ場所に来たばかりのルルちゃんには、それが相当怖かったみたいで激しく威嚇し、末っ子は手を噛まれてました。
それ以来、誰が近づいても威嚇してシャーシャー言いまくり、少しでも手を近づけると爪を立てて噛もうとします。
みずー
ちゃんと末っ子に言い聞かせていなかった私の責任です。
かなり考えが甘かったと反省しました。
その後数日間はずっと威嚇モードが続いて、「もう懐いてはくれないんじゃないか?」と不安になるほどでしたが、徐々に警戒心を解いてくれてホッとしました。
ただ、原因になった末っ子には長期間威嚇モードが続いていて心配しましたが、こちらもそのうち抱っこもさせてくれるようになり一件落着しました。
最終的には何事もなかったかのように懐いてくれて良かったのですが、新しい環境に来たばかりのルルちゃんに可哀そうなことをしてしまったなぁ。と、もっと慎重にすべきだったと思いました。
先住猫のクーには傍若無人ぶりを発揮
私たち人間には警戒して威嚇しまくりのルルちゃんでしたが、先住猫であるクーには、意外と積極的に関わろうとしました。
反対にクーの方が警戒して、近づいたり姿が見えるだけで威嚇しまくったので次第にルルちゃんも応戦して威嚇するようになりましたが。。
そんなこんなでクーに威嚇されるので、最初の3日くらいはケージで大人しく過ごしていたルルちゃんでしたが、それ以降は自らすすんでケージの外に出てくるようになりました。
もちろんクーには威嚇されますが、しれっとかわしてクーの水飲み器から水を飲んだり、ごはんまで食べだすルルちゃん。
みずー
意外とたくましい。とびっくりするやら感心するやら(笑)
【実際どうだった?】お迎え前の不安点
ルルちゃんをお迎えするにあたり、心配・不安だったことがいくつかありました。
そして、その不安点がお迎えした結果どうだったか、まとめました。
ずっとケージの中にいたので脚が心配
一番心配だったのは、生後1年を過ぎるまでペットショップのケージの中にいたので、足が悪くなっているのでは?ということでした。
みずー
ずっとケージに入れられていた子が、うまく歩けない。とか足が変形した。と聞いたこともあるのでとにかく心配でした。
もちろんペットショップの店員さんにも足については確認しました。
店員さんの回答は、「大丈夫」とのことでした。
店員さん
狭いケージに入れっぱなしではなく、定期的に3段ケージに移動させて上下運動もさせているし、実際に3段ケージの上まで難なくジャンプで上がれますよ。
少し安心しましたが、実際に歩いたり走ったりジャンプするところを見ていないので、やはり不安は残ります。
ですが、ここは店員さんを信じることにしました。
実際、家に来てから心配した足に関しては全く問題なく、スケルトン階段の上段から下の階までジャンプしたのを見て、「猫ってすごいな。」と感心したほどです。
みずー
食べさせてもらってるフードや、定期的に3段ケージに移しての運動など、ちゃんと配慮しているペットショップだったので良かったのだと思います。
運動不足で健康面に悪影響があるのでは?
脚に問題なかったとしても、ペットショップは自由に動き回れる環境ではないので、運動不足による悪影響が心配でした。
家に来てから注意深く様子を見ていましたが、健康面では深刻な問題はないようでした。
ただ、ずっと狭い場所でじっとしている生活のストレスからか、すごく痩せていて毛もパサパサしています。
抱っこしても全く体重を感じません。
お腹も、運動不足のせいか痩せているのにぽこっと出ていてぶよぶよしていました。
目やにも結構出ていて、これはペットショップにいた頃から見るたびに気になっていたことでした。
動物病院へ健康診断に行きました
ルルちゃんの健康状態などいろいろ心配だったので、家にきてしばらくして落ち着いたころに動物病院で診てもらいました。
結果、痩せているけど健康状態は問題なし。
ぶよぶよしたお腹は、毎日運動するうちに引き締まってくるでしょう。ということでした。
目やにについては、猫種的に仕方のないこと(短頭種)なので、付き合っていくしかないとのこと。
たしかに、ルルちゃんの父親はエキゾチックショートヘアで鼻の短い短頭種です。
クーちゃんも父親はエキゾチックショートヘアですが、目やにに悩まされることはないのでラッキーでした。
短頭種であっても、個体差があるようです。
目やにに関しては目薬を処方してもらいました。
あとは、予防接種の予約や避妊手術についての相談をして帰ってきました。
みずー
健康状態について心配だったけど、先生に診察してもらって安心しました。
先住猫(クー)と仲良くなれる?
先住猫であるクーちゃんと仲良くなれるかも、不安要素の1つでした。
たいていは、時間がかかっても最終的には仲良くなるパターンが多いようですが、やはり例外もあります。
もし最悪のパターンで全く仲良くなれなくても、お返しするという選択肢はないし、する気もありません。
いざとなったら実家でルルちゃんはかわいがってもらおうかな?と思いましたが、帰省でクーちゃんを連れていくことを考えたら、やっぱり難しいかな。。とかいろいろ悩みました。
これに関しては、ネットなどで先住猫との仲良くなり方などの情報をとにかく収集して、対面計画を立てました。
- 初めは、ルルちゃんをケージに入れて触れ合えないようにする
- ケージ越しに対面した時の様子を観察する
- ある程度慣れてきたら、少しケージを開けて様子を見る
- その後は、状況に応じてケージから出る時間を長くしていく
みずー
お互いの相性もあるし、対面させてみないと仲良くなれるか分かりません。
ここは仲良くなれることを信じて慎重にやっていこうと思いました。
わりと早くから立場が逆転(笑)
ボクもご飯食べたいけどいいかな?
ペットショップからお迎えすることへの抵抗感
全部が全部じゃないだろうけど、ペットショップでの動物の扱われ方の酷さについて、よく聞きます。
- ずっと狭いケージに閉じ込めっぱなし
- 糞尿にまみれている
- 命あるものとしての扱いを受けられない
- 売れ残りは繁殖や殺処分になるケースも
ペットショップで購入する人がいるから、ペットショップでの売買がなくならないのは事実だと思います。
私がこの子(ルルちゃん)を購入したら、また新しい子が来るんだろうな。
そうしたらまたかわいそうな子が増えてしまう。
でも、実際に目の前にいる生後1年を過ぎてしまったルルちゃんをこのままにしておくのもかわいそうです。
お店に行くたびに、「飼い主さんが現れればいいな。」と思っていましたが、状況は変わらず体はどんどん成長していきます。
いつ行ってもほぼ寝ている姿を見るたびに、「どうにかしてあげたい。」と思う気持ちが強くなっていきました。
そのうち、いつも一緒に行っていた長男が「俺、この子を飼いたい。」と言い出しました。
「もう成猫だよ。どうせ飼うなら子猫のほうがいいんじゃない?それに、ずっとケージの中にいるから健康状態も心配だし。」
と言ってみましたが、
「いや、俺はこの子がいい。この子じゃなければいらない。」
と言うので、どうしようか迷っていた私の気持ちもようやく固まりました。
みずー
今となっては、ルルちゃんをお迎えして本当に良かったと日々思っていますし、後押ししてくれた長男に感謝です。
先住猫(クー)と仲良くなるまでの経過
ルルちゃんを連れてきた初日は、クーちゃん盛大に拗ねました。
家族がクーちゃんに触れようとすると、威嚇して爪を立てたり噛みつこうとします。
クー
なんで僕がいるのに新しい子なんか連れてくるの?
すねて家族に全く寄り付かないし、威嚇や攻撃してまで拒否するクーちゃんを見て、「かわいそうなことをしたかな。」と思いましたが、もう後戻りできません。
この状態がいつまで続くか予測ができませんでしたが、次の日にはだいぶおさまっていてホッとしました。
ルルちゃんはルルちゃんで、そんなクーちゃんを尻目に意外と落ち着いていて積極的に近づいたりします。
けっこうグイグイ迫るルルちゃんに、クーも何日かは頑張って威嚇し、ルルちゃんも応戦したりしてました。
みずー
これは、、仲良くなる日がくるんだろうか?
正直言って心配でしたが、5日くらいその状態が続いたのち、クーちゃんも諦めたのかだんだん何も言わなくなりました。
どうやらルルちゃんの存在を受け入れてくれたようです。
その後は、急速に距離も近く、仲良くなりました。
よく2人で追いかけっこしたり遊びますが、生後1年過ぎまでペットショップにいて1人寝に慣れてるせいか、2人一緒に寝てるとこは見たことありません。
近くで寝てることはありますが、基本どちらも1人寝です。
クーも甘えん坊タイプではないので、お互い1人寝で落ち着いてるし、その方が良いようです。
みずー
ベタベタはしないけど、挨拶のチューや体を舐めたりといったスキンシップはたびたびしていて仲は良いです。
今では、クーちゃんは完全にルルちゃんの尻に敷かれてる状態です。
窓辺で外を見ているクーちゃんの場所を後から来て横取りしたり、ごはんもトッピングのチャオちゅ~るを食べてしまったり、、何をされても黙って受け入れていて、喧嘩にもなりません。
クー
男はつらいニャ。
【失敗・成功レビュー】買い足した猫グッズ・用品
ルルちゃんをお迎えしたことにより、わが家の猫は2匹となり、いわゆる多頭飼いの仲間入りをしました。
そこで、新たに必要になったもの、買い足したものがあったので、それら猫用品について簡単に紹介とレビューをしていきます。
みずー
買い足した猫グッズの数は多くありませんが、やはり良かった物、失敗した物どちらもありました。
猫用大型トイレ
やはり2匹以上の多頭飼いになると、2つ以上のトイレは必須だと感じます。
クーは体が大きいので、思い切って大きいトイレを買いましたが、きゅうくつな感じは一切なく、快適そうに使ってくれるのでこちらを選んで正解でした。
折り畳みケージ
わが家には常設している3段ケージがありますが、そこはクーちゃんのお食事処とトイレでもあるので、新たにケージを用意する必要がありました。
でも、さすがに常設ケージを置く場所はありません。
そこで、災害時や帰省時など、なにかと使えそうで持っておくと安心の折り畳みケージを購入しました。
これが大正解!
慣れるまではケージの中だけで生活してもらう必要があったので、トイレも入れることを考えて大き目にしました。
いざという時には、2匹入っても大丈夫な大きさです。
Amazonが断然安かったのでそちらで購入したので、表記サイズはあるものの、実際に見てみるまでは選んだサイズで大丈夫なのか心配でした。
実際に届いて広げてみたら、大きいですがトイレやご飯の食器など入れても猫のスペースも確保できる良いサイズ感でした。
みずー
1つ下のサイズと迷いましたが、そっちだったら狭くて後悔したと思います。
すっかりわが家に慣れた今は、折り畳みケージは必要なくなったのでたたんでしまっています。
薄くコンパクトになるので、場所をとらず大変良いです。
帰省時は、これを車(セレナ)に設置して猫たちの場所にしています。
水飲み器
結論から言うと、これは失敗でした。
もともとわが家で使っているのは、ケージのワイヤー部分に取り付ける水飲み器で、お皿に飲んだ分だけ自動で水が補充されるものです。
でも、ペットショップで使われているものはお皿に水が溜まるタイプではなく、ノズルを舐めて水を飲むタイプのものでした。
ルルちゃんは生後2か月から1歳過ぎるまでずっとそのタイプの水飲み器を使っていたので、慣れている同じものがいいだろうと思い、お迎え当日にペットショップで同じものを購入したんです。
購入した理由は他にもあります。
準備した折り畳みケージには水飲み器を取り付けられる丸い穴が開いていて、ノズルを舐めて水を飲むタイプの水飲み器が適したものでした。
ですが、家に帰ってからさっそく取り付けてみるも、、うまく固定できません。
給水ボトルを固定してくれるゴムバンドがついてるんですが、位置が合わなくてかなり不安定です。
せっかく買ったので無理やり取り付けましたが、ルルちゃんが飲む気配なし。
まだ来て間もないから、喉が渇いたらそのうち飲むだろう。と思いましたが、2日経ってもボトルに入れた水が全然減りません。
そのうち慣れてきたのでケージの外に出してみたら、なんとクーちゃんがいつも使っている水飲み器の水をすごい勢いで飲んでました。。
みずー
え、、今まで慣れてた水飲み器じゃなくて、そっちがいいんだ。。
と衝撃を受けました。
もしかしたら、今まではそれしかないから仕方なく舐めて出てくるタイプの水飲み器を使っていたのかもしれません。
どう考えてもお皿タイプの方が飲みやすそうだな。と思っていましたが、その通りでした。
以来、せっかく買った水飲み器でしたが、そのままお蔵入りとなりました。
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お迎えして1年経過した現在のようす
お迎えして1年が経過したルルちゃんですが、来た当初とはかなりの変化を見せています。
可愛いのは当初からですが、ストレスのせいかガリガリでした。
今はムチムチ丸まるとして大きくなり、パサパサだった毛は、量も増えてふわふわになりゴージャスになりました。
しっぽの太さは当初より3倍くらいになった感じがします。
抱っこしても全く重さを感じなかった体重も、今ではしっかり重みを感じるようになりました。
たまに遊びに来る両親も、ルルちゃんをみて「すごく変わった!大きくなった。」と言います。
みずー
今や朝一番の声掛けは
「おはよう!ムチムチで今日もかわいいですね~」
が定番です(笑)
思い切ってお迎えして良かった!
ルルちゃんをお迎えするにあたって、たくさんの心配や不安点、葛藤がありましたが、本当にお迎えして良かったと感じています。
先住猫のクーも、それまでは1匹でまだ若いのにあまり動かず、老猫のような風格を漂わせていましたが、ルルちゃんのおかげで走り回って遊ぶようになりました。
ルルちゃんもペットショップの狭いケージから解放され、家の中を自由に動き回っています。
私たち家族は、毎日ルルちゃんからたくさんの幸せをもらっています。
みずー
わが家に来てくれてありがとう。という気持ちでいっぱいです。